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Coating film/Paint harvest@2019January

この記事の所要時間: 237

久しぶりに記事のタイトルに悩んでしまい
カッコつけて英語にしました。(笑)

ちなみに俺の英語力は3歳の娘 以下かもしれません(^^)


年末、2014年に設置した塗り板をサッと見ると、
去年より光沢に変化があるように感じたので、
先週 塗り板を外し観察。

光沢は塗り板を寝かせた状態だと
がっつりチョーキングしている弱溶剤1液形ウレタンでも
底艶が出てきてしまうので、


45度に傾け


光沢を確認。


天気は快晴ではなく、曇が多い日でしたが、
快晴だと逆に艶がピカピカでちゃうので、丁度良かったのかな(^^)

屋外暴露試験2014Ver. 4年半の結果は、後日Upしたいと思っているので、
ここではサッとUpしたいと思いますが、3年7ヶ月後 の結果と話がかぶる・・・(苦笑)


この塗膜/塗料は屋根用の弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料で色はノアール。
4年半経過しても、まだまだ頑張れそうです。
弱溶剤のフッ素樹脂塗料といっても3Fと4Fの2種類ありますが、
このフッ素樹脂塗料は3Fで塗料メーカー曰く
「この塗料は耐候性に優れてますから!」と自信があるようです。
(ノアール系の色は黒っぽい色です)

塗り板は45度に傾けているので、ざっくり換算すると
外壁なら8~9年程度の劣化になるはずですが、
個人的な見解になりますけど、
雨/水分(夜露や霜)・塩分などが付着しやすいと思うので、
もうちょい負担がかかっているのでは?と考える俺は甘いか(笑)


これは屋根用の弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料で、
上のフッ素と同じ色ですが、
光沢はかなり落ち、色褪せも発生しています。

画像を見てもわかるように、
塗膜は完全に疲れっちゃった感じになってます。
この塗料はもうちょい耐候性に優れているだろうと思っていただけに
この結果は正直ショック。(>_<)

ただ弱溶剤2液形アクリルシリコンでノアール系の色の耐候性はこんなもの。ではなく、
ノアール系の色でも耐候性に優れている塗料もあるはずです。


次にこれは全然色が違いますが、
上の弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料と
同じメーカーで同じグレードですが、
光沢が残っており、退色もノアールより良いです。

一概には言えませんが、この結果を見ると、
同じ塗料メーカー・同じグレードでも
色が異なると耐候性(光沢・退色)が変わる場合もある。
ということがあるようです。

またまた個人的な見解ですが、
ノアール系の色は黒に「白」を入れているので、
酸化チタンなどが関係しているんだろうと思ってます。

実際↓の屋根用の弱溶剤1液形アクリルシリコン樹脂塗料で
黒に近い色は


上の弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料のノアールより、光沢が残っています。

当店だけの屋外暴露試験結果を考えると、
色によっては弱溶剤1液形アクリルシリコン樹脂塗料よりも
劣る弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料もあるようなので、
耐候性は単純に 弱1<弱2 と言う訳じゃないんでしょうね~。

う~~~ん
ホント塗料って難しいっすね~(^^)


それと退色の差はすべて比較してみたんですが、
当店が期待している塗料は期待通り退色しにくい塗料もありました。(^^)
(これも色によっては異なる可能性もあるかも・・・)

どこかで見た資料には、
「屋外暴露試験で退色の差を比較する場合、暴露期間が長くなると
汚れで分かりづらくなる」ということが記載されていて、
実際、4年半経過すると汚れが蓄積されてきてるなと感じます。
この塗り板の材の腐食と汚れを考えると、この試験体はあと2年ぐらいで引退かな。

ここまでの話はあくまでも、
田舎のペンキ屋の独り言だと思ってください(^^)

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