ダイナミックTOP・パーフェクトトップ・プレミアムシリコンなどの光沢と膜厚を比較してみた

この記事の所要時間：約 3分23秒

2024年1月10日に
関西ペイントのダイナミックTOP
日本ペイントのパーフェクトトップ
SK化研のプレミアムシリコン
スズカファインのビーズコートFを
無希釈でクリアファイルに塗装しました。

ビーズコートFの色は「黒」で艶消しですが、
他の塗料はN20で艶有りです。
（N20＝黒より少し白っぽい色です）

塗膜の裏側を
照明にかざすと隠蔽がわかります。
なんか激安海苔と高級海苔みたいだな（笑）

塗料によって
膜厚が付きやすい・付きにくい塗料もあり、
色によっても、少し違うような気もします。

個人的な感触ですが、
ダイナミックTOPは
白より黒の方が
シャブイ（粘度が低い）ように感じます。

使用したローラー

はけ屋の花子・ハケ市のレッドです。
繊維は
マイクロファイバーとポリエステルの混紡で、
毛丈は11ミリと短いです。

今回はローラーマークを
綺麗に出すテストのため、
塗料は多く乗せてません。

私はミニスモールローラーは
あまり使うことはありませんが、
好川のマッスルを使ってみると
このグリップが良く気に入りました。

試験体（塗膜）

クリアファイルから塗膜が剥がします。

塗膜/塗料によっても異なりますが、
剥がすタイミング（乾燥日）が悪くなると、
綺麗に剥がれにくくなる塗膜もありました。

パーフェクトトップの
上塗り1回目の塗膜を剥がす時は
少し手間がかかりました。(^_^;)

膜厚計を使って5回計測し平均を出します。

あまりにも低い数値や高い数値が
出た場合はやり直し計測するため、
試験体1つで5回前後は計測しています。

ローラーマークの計測ため、
膜厚にはバラツキがありますので、
あくまでも傾向とお考えください。

膜厚差

ベストワンは青文字
ワーストワンは赤文字

ベスト1のビーズコートFは
艶消し塗料のため、
上塗り2回目も
膜厚が付きやすい傾向にあります。

ワーストワンのダイナミックTOPは
光沢が良すぎるため、
上塗り2回目が滑りやすく
膜厚が付きにくい傾向にありますが、
これは意識しながら転がせば
カバーできると思います。

何も考えず転がすと
膜厚の確保は難しい塗料なのかもしれません。