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コーキング/シーリング屋外暴露実験 塗装編

この記事の所要時間: 347


前回の記事で硬化していなかったオート化学のオートンイクシード(oi)は
3~4日後すべて硬化していたので、硬化までに7~8日程度かかるようでした。
目地は約8~9㎜充填なので、ざっくり一日1㎜チョイの硬化促進ってことすかね。
(硬化が早いシーリング材は一日2~3㎜程度硬化します)
充填する厚さにもよりますが、
イクシード充填後 外壁洗浄は4~5日以上乾燥させないとヤバイかもしれません。(^_^;)


他の高耐候性シーリングも同じような結果で、ニチハのプラチナコート(NP)や
サンライズのSRシールH100(SH)も硬化までに時間がかかりました。
なので、高耐候シーリングは一般的に使用されている
変成シリコンNBLMより硬化に時間がかかる傾向が強いように感じました。

まぁ~シーリングの上に塗装することを前提で
プラチナコートやSRシールH100を使うことは少ないと思いますけど。

 
 1種類だけ(KS)硬化に12~13日ぐらいかかった高耐候シーリングもありました。
 硬化しているんですが、まだグニャグニャと柔らかいです。

これで充填したシーリングがすべて硬化したので、やっと塗装できます。


エコカチオンシーラー(下塗り)を塗装する前に
弱いシンナーでコーキングに付着した砂埃などを除去。
シーリングは表面硬化後7~10日以内に塗装してください。などと記載されていますが、
いままでの経験上、
7~10日過ぎたからと言って、めちゃくちゃ付着が悪くなる事は無い。と思うので、
これも屋外暴露実験で実証してみたいと思います。
ただ、屋外暴露と現場ではシーリングの動きが違うため、「屋外暴露実験の結果=答え」
にはならないと思うけど、少しは答えに近くなるのでは?と思ってます。


この日は台風が接近していたので、玄関で下塗り塗装(笑)
4㎜Verにエコカチオンシーラーを塗装。


2㎜VerにはスズカファインのWBリメークサーフEPOを塗装。


違う下塗り塗料を使う理由は「付着性」と「耐久性」を確認するためです。

シーリング/コーキングと塗料の付着性
コーキングと塗料は相性があり、またシーリングの上の塗膜は割れやすいため、
塗料メーカーでは「シーリングの上には塗装しないでください」と記載されていますが、
外壁塗装をする年数になっていると、コーキングが裂けていることが多いため
コーキング打ち替え後 外壁洗浄になってしまいます。
(コーキングが裂けたまま外壁を洗浄すると雨漏りする可能性があるため)
なので、外壁塗装後にコ―キングの打ち替えは難しいかなと思ってます。
 
それと、今回の実験のきっかけとなった
「シーリングの上に塗膜を付けると、どれだけ劣化しないのか?」の結果はこれからですが、
シーリング露出より塗膜がある方が劣化は遅いはずなので、
シーリングの上に塗装することはデメリットだけじゃなくメリットもあります。
 
シーリング/コーキングの耐久性
上塗りの塗膜は似たような膜厚でも、下塗りにも膜厚があった方が劣化しにくいのかな?と思い
エコカチオンシーラーより膜厚が付くWBリメークサーフEPOを塗装してみました。
(シーリングの上のみ上塗り3回塗りでも良いんでしょうけど)
 
以上、下塗りを変えた理由です。m(__)m


9㎜Verは下塗り無しで、スズカファインの
弱溶剤1液形ラジカル制御のアクリルシリコン樹脂塗料/ワイドウォールSiを2回塗装しました。
弱1ラジsiを塗装したわけは
ノンブリードタイプだけどブリードしやすいシーリング材は本当にあるのか探してみます。
 

4~5㎜Verにはスズカファインの水性2液形フッ素/無機ハイブリット塗料の
ウォールバリア水性F2を2回塗装しました。
 

2㎜VerはKFケミカルの水性1液形ラジカル制御型フッ素樹脂塗料のセミフロンアクアです。
シーリングの実験を行いつつ塗膜実験も→水1ラジF VS 弱1ラジSi VS 水性2ラジMFです。
シーリングの結果も楽しみですが、塗膜/塗料の結果も楽しみです。(^^)
ある程度結果が出るまで「三塗の川」は渡れない(笑)

[arve url=”https://youtu.be/Ql_qkaNJjMg” /]

約3年間の結果をyoutubeにUPしています。


あとはブリードタイプのシーリングにバリヤープライマー3種類と
シーリングのプライマー1種類を塗装してみました。


バリヤ―プライマーはスズカファインの逆プライマー
ロックのノンタックプライマーSを使用しました。

ノンタックプライマーは逆プライマーと同じじゃない?なんて思っていましたが違いました。


水性エポレジンとシーリングプライマーを塗装し下塗り完了。
上塗りに弱1ラジSiのワイドウォールSiを1回塗装。

バリヤ―プライマー
分かりずらいですが、バリヤプライマー塗装と未塗装の部分があるため、
これでバリヤプライマーの効果が分かるはずです。


それと左側の茶系は水性の上塗り塗料なんですが、
ブリードタイプのシーリングに塗装してもブリードしていないので、ブリードしにくいのでは?
とある方がお話ししていたので、試してみました。
この上塗り塗料がブリードしなかったらOEMで「逆の逆プライマー」で販売したいと思います(^^)。

あとは場所を作って(普通段取り反対だと思いますけど)設置したいと思います。

バリヤ―プライマー

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