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宮城県石巻市 SS様邸 トタン屋根塗装/塗り替え 雪止め撤去

この記事の所要時間: 455

HK様邸の外壁/屋根塗装工事が終わり、
7月21日からこちらのSS様邸のトタン屋根の塗装工事をさせて頂いています。

こちらのSS様はインターネットからお問い合わせ頂き
約1年もお待たせさせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。m(__)m
  

初日は水洗いする前に雪止めを撤去しました。

今回もトタン屋根塗装のお見積りは、
後々のことまで考え雪止めは交換で提出させて頂きました。
 
交換しない施工業者と工事価格を比較すると、割高にはなってしまいますが、
交換された方が雪止めもトタン屋根も錆びにくくなります。
(雪止めの形状や設置方法・材によっては交換しなくても良い場合もあります)


トタン屋根の噴き方が三晃式や横葺きでも、一番錆びやすい部分は、
「雪止めとトタン屋根の接触部分」だと思います。


雪止めを撤去する時、ボルトが空回りする場合もあるので、
ボルトをスパナ(12インチ)で押さえながら、撤去します。


すんなりスパナが入ると思ったら塗膜が厚すぎて入らないため、
俺のお気に入りのガスケットスクレーパーで削りました。
 

ボルトはスパナ(12インチ)で押さえ、
ナット側はインパクトにソケット(14インチ)を装着して回すとボルトが切断。

こちらのSS様邸は築35年目なので、ボルトが切断することは想定内。(^^)


ボルトを抜いた後 ペンチなどで、グイっと広げると


雪止めの上部が外れます。


下部を外すと、瓦棒との接触部分は汚れが蓄積され錆が深く進行していました。
雪止めを撤去せず塗装すると、この接触部分は下地処理も塗装もできないため、
錆の進行は止まらず 穴が開く可能性が高くなります。

それと、雪止めの錆もしっかりケレン(錆落とし)できない部分や
塗装できない部分もあり、本気でケレン→錆びている部分は錆び止め2回塗り→
上塗り2回塗りの順に工程を踏むと、交換した方が価格が抑えられ錆びにくいはずです。
(ケレンレス→錆び止め→上塗り1回塗りだと、微妙になってしまいますが)
   
雪止め撤去せず塗装した場合、塗装後 雪止めや接触部分から

錆汁が流れ美観を損なうこともあり、実際 他社でトタン屋根を塗装し
1~2年で錆汁が流れ美観を損ねているお宅もあるので、
工事の価格は若干Upしてしまいますが、

美観とトタン屋根の保護・費用対効果などを考え「雪止めは交換」をお勧めしています。を

 
で、築35年で雪止め交換のため、穴が開いているかも。
と思っていましたが、穴は空いていませんでした。

ただ、錆びが激しく進行しているので、
手加減しながらのケレン(錆落とし)となります。

本気で錆を落とすと穴開いちゃうと思うので(^_^;)
 
こういった錆びている部分は
錆び止めは1回塗りだと、錆びやすいので、
錆び止めを2回塗装し、少しでも錆びにくくします。


去年、youtubeにUpした動画です。
画像をクリックして頂くと雪止め撤去の動画をご覧いただけます。

↓今回、撮った動画はこちらです↓(限定動画)
違う角度から撮ってみましたが、イマイチでした。(^_^;)
https://www.youtube.com/watch?v=aYr6h6r5b1E

 

雪止め撤去中。

ボルトやナットの塗膜を削りながらなので、
予定より時間がかかり


約1時間半ぐらいで雪止め撤去完了!
一斗缶2つ分で24個撤去しました。

2~3ヶ所、ボルトがなめてしまい
手こずりましたが、無事撤去できて良かったです(^^)

トタン屋根の材が亜鉛めっき鋼板/ガルバリウム鋼板で
塗膜がポリエステル樹脂塗料の場合、
雪止めとトタン屋根の接触部分は築10~12年前後で、
白錆・赤錆が発生していることが多いため
20年以上雪止めを交換していない。もしくは塗り替えを2回以上行っている場合、
交換された方が賢明かなと感じてます。
(材や形状・設置方法・施主様の意向/思考などにより異なります)
 

実際、築14年目のHK様邸の雪止めを撤去してみると、
トタン屋根との接触部分が錆びていました。
材はガルバリウム鋼板で塗膜はおそらくですが、ポリエステル樹脂塗料です。

地域や部位・形状・環境などでも異なるので、一概には言えませんが、
HK様邸の破風や鼻隠しにも白錆が発生していたので、ガルバといっても
俺が期待していたほどじゃないんだなと感じてます。
でも、亜鉛めっき鋼板と比較すれば、錆びにくいんでしょうけど。
 
ただ、新築時の塗膜がフッ素や
耐磨カラー(ガラス繊維を配合した強化塗膜)の場合は
塗り替え時期は変わってくると思います。

この手のトタン屋根をあまり見かけないので、
実際どれだけの年数で接触部分が錆ているのか分かりませんが
まぁ~15年前後ぐらいで塗り替えになるのでは?と思ってます。
 
 
雪止め撤去後、今回は水洗いを行いますが、
水洗いする前に どれだけチョーキングしているかウエスに水を付けて確認してみると
想像以上に濃いなと感じました。

チョーキングしている屋根に上がると滑りやすいので、
一般の方がトタン屋根に上がる場合は気を付けてくださいね(^^)


この続きを書くと、あまりにも長すぎるので、
時間があれば「水洗い(手洗い)」を更新したいと思います。m(__)m

弱溶剤1液形に弱溶剤2液形の硬化剤を投入すると

 長すぎるといいつつ、最近ハマっている
「弱溶剤1液形を弱溶剤2液形へ変更」を紹介させてください。m(__)m
 
以前から、弱溶剤(油性)の1液形ウレタンやシリコンに
弱溶剤2液形の硬化剤を投入すると普通に硬化するんじゃない?
と思い廃棄する塗料に投入。

弱溶剤1液形塗料に硬化剤を入れることによって
塗膜性能はぐちゃぐちゃになると思うので、
現場じゃ使えないどうでもいい実験です。(笑)


プライベートのブログにもUpしましたが、
関西ペイントのスーパーフッソルーフに
KFケミカルのセミフロンマイルド2の硬化剤を投入し硬化したので、
今回はスーパーフッソルーフにSK化研のクリーンマイルドシリコンの弾性硬化剤を投入。


翌日には、このように硬化していましたが、
(4~5時間ぐらいで、硬化は始まっていました)


なんか発泡が多く、現場で使ったらヤバイでしょうね。


先日、使用したスズカファインの1液ワイドウォールSiに
SK化研のクリーンマイルドシリコンの硬化剤を投入すると
こちらも普通に硬化しました。

で?なに?と言う話ですが、
弱溶剤1液形の塗料が硬化剤(イソシアネートなど)に反応するということは
そういうことなんでしょうね。おそらく。

この結果は塗料メーカーさんと意見交換できる機会があれば
伺ってみたいと思います。(^^)

あ 塗料メーカーさんの方で
教えてくれる方がいらっしゃればご連絡ください!

よろしくお願いいたします。m(__)m

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