2011年に塗り替えさせていただいた
F様邸の外壁8年点検に伺うと
「別に今すぐ塗らなきゃダメじゃないでしょ?
10年目に外壁塗装予定してだから
タイミング見てお願いね~(^^)」と
ありがたいお言葉をいただき
2023年8月25日から着工させていただいてます。
外壁塗装1日目
8時30分頃から足場の設置を行います。
その前に約12年でどれだけ色褪せたのか、
完了後と比較してみます。
色は日塗工の05-60Lです。
2011年 外壁塗装完了後です。
足場解体後の画像を探しましたが、
なぜか小さいサイズしかないため、
足場解体前の画像と比較してみると、
やはり日当たりの良い部分は
薄くなり、色褪せているのがわかります。
アクリルシリコンの耐候性を考えると
妥当な劣化でしょうかね。(^^)
前回の施工事例はこちら
使用した塗料
水性1液形アクリルシリコンの
アクアシリコンAC2で
安価シリコンではありません。
で、話は戻り
足場屋さんと打ち合わせを行い、
私は外壁の塗膜の光沢が
12年でどれだけ低下したのかを確認します。
光沢計は平な部分でしか計測できませんので、
計測できる場所を探します。
東西南北の光沢保持率と水洗い後の光沢保持率
比較する初期光沢が無いため、
フラットなサイディングボードに
水性シリコンを塗装し、
光沢計で計測してみると
25前後が妥当な数値だと思います。
(光沢は色やローラー・
塗料・塗り方によっても変動します)
1階北面の軒下の部分をウエスで拭き
光沢計で計測すると27.3なので、
こちらのF様邸の初期光沢は
25~27だったと思います。
ちなみに光沢計はローラーマークーに沿って
計測すると数値が上がるようです。
今回は「横」で計測しています。
北面
水洗い前16.9
水洗い後21.4
さすが北面(^^)
計測場所
東面
水洗い前8.5
水洗い後18.8
サッシ枠の下の塗膜は劣化が遅く
この光沢差は凄いですよね。
計測場所
南面
水洗い前3.6
水洗い後18.0
南面はどうしても劣化早いです。
計測場所
西面
水洗い前6.6(画像撮り忘れ)
水洗い後18.0
計測場所
光沢保持率の結果
外壁約12年間 | 水拭き前 | 光沢低下 | 水拭き後 | 光沢低下 |
---|---|---|---|---|
北面 | 16.9 | -32.4~-37.4% | 21.4 | -14.4~-20.7% |
東面 | 8.5 | -66~-68% | 18.8 | -24.8~-30% |
南面 | 3.9 | -84.4~-85% | 18.0 | -28~-33% |
西面 | 6.6 | -73.6~-75% | 18.0 | -28~-33% |
足場設置完了です。(翌日の画像)
これから12年前の施工や塗料の
良し悪しが見えてくるので、
楽しみながら作業させていただきます!(^^)
コメント
コメント一覧 (2件)
目と感覚でしか今まで分からなかったことが数値化された事で、康悦さんと一緒にお話していたことが似ている結果になって感動しました!
いつも真摯に塗装に向き合う姿、本当に尊敬しています。これからも勉強させてください!
数値は光沢計のおかげですよ(^^)
こちらこそ良い刺激を頂き感謝しております!
今後もよろしくお願いいたします。