宮城県は梅雨入りしても、あまり雨が続かないので
ペンキ屋的には助かっていたんですが、
7月下旬から天気が続かず、まだ梅雨明けしてません。(>_<)
これって、もしかして梅雨明け無しですかね?
と書いて記事を3晩寝かせたら、梅雨明けしました!(^^)
でも、天気が悪い。というかパッと晴れてくれない・・・・orz
トタン屋根塗装/手洗い
こちらのSS様邸は平屋なので、足場を設置せず塗装します。
今回 剥がれている塗膜/剥がれそうな塗膜が多いので、
高圧洗浄機で水洗いすると、剥がれた塗膜などが
隣人様宅へ飛散してしまう恐れがあるので、
手洗いで水洗いを行います。
サンダーにカップブラシやエヌグリットを装着し、
ケレンしても良いんですけど、こちらも粉塵などの飛散があるので、
足場を設置せずの工事だと気を使います。
と、言っても都会の密集地よりは敷地があり
隣の家とはある程度距離があるので、できるっちゃ~できますけどね~(^^)
今回は色々考えた末、手洗いで水洗いすることに決定しました。
トタン屋根塗装の下地処理は環境だったり、下地の状態などで変わります。
雪止め撤去後、水洗いを行いました。
雪止め撤去は、前回の記事で紹介しています。
水洗いは、ケンマロンで擦りながら行いました。
ケンマロンで水洗いする理由は、チョーキングは高圧洗浄より落ち、
目荒らし(細かい傷)の効果も得られるので、
高圧洗浄より付着性が向上しますが、手洗いはかなり疲れる(苦笑)
チョーキング現象が進んでいたので、チョーキングの層が厚く
手洗いした水は、画像のように濃い赤い色で流れていきます。
チョーキングの汚水が外へ流れシミになってしまう場合もあるので、
精和産業の屋根用の養生ポールを立てます。
養生ポールはサイズが大・小があり、
これはたしか小だったかな?
軒樋に550のマスカーを貼り
養生ポールを立て、550のマスカーを伸ばしクリップで留めて養生完了。
本来、張るのはメッシュシートですが、水が勢いよく流れてしまうと
メッシュシートでは水を止められないので、マスカーで汚水ストップ!
ただ、風が強いとダメっすね(笑)
これだけ濃い色の汚水が下へ流れるより流れない方が良いと思うので、
俺的には風が強くなければ、この養生は使えると思ってます。
こういった小さい飛散も防げますしね。(^^)
剥がれそうな塗膜や割れている塗膜などを
ガスケットスクレーパーで除去しながら水洗いを行いました。
想像していた以上に剥がれや割れが多かったので、時間をかけました。
水洗い前後です。
ここまで綺麗に洗えば、余裕でトタン屋根 舐めれます!
な~んて冗談ですよ。(笑)
通常、ケンマロンでケレンすると、ある程度チョーキングの層は落ちるんですが、
今回、若干残存しているようだったので、最後タオルで拭いてフニッシュ!
軍手でトタン屋根を擦りどれだけチョーキングが残存しているか確認。
納得のいくレベルまで、チョーキングを除去できていたので、これでOK。
トタン屋根は110㎡あって、水洗いはがっちり2日間かけました。
(画像はボカシいれている訳じゃなく水滴でナチュラルボカシになってしまいました(T_T))
一般の方は高圧洗浄機で水洗いした方が
チョーキングは落ちるんじゃないの?と思われると思いますが、
手洗いの方が落ちやすいです。
車だって、手洗いの方が汚れ落ちますよね?
それと一緒です。(^^)
近年、「当社は〇〇塗料を使用するので耐候性に優れています!」とか
「下塗り2回塗りします!」「上塗り3回塗りします!」などなど
塗料や塗回数を前面に押し出した広告が多いですけど、
使用する塗料や塗回数も大事だと思いますが、
下地処理がいい加減だったら、元も子もないと思うんですよ。
なので、当店の「トタン屋根の水洗いは手洗いです!」と
差別化しても高圧洗浄機、買えないビンボーなペンキ屋なんだろう~と
疑われるんだろうな(笑)
ま・トタン屋根を手洗いで水洗いすることも少ないので、微妙な差別化だな。(苦笑)
(ほとんど、エヌグリットで目荒らしするので)
↑動画です。画像をクリックして頂くとご覧いただけます。
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