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コーキング/シーリング屋外暴露実験 硬化速度編

この記事の所要時間: 250


2017年10月15日 午後12~14時の間に
14種類のコーキング/シーリングを充填。


目地板を西面に向けて自然乾燥。
ここはうちの敷地内でも、特に日が当たりにくく涼しい場所です。


翌日、13時ごろ目地板の表面温度を計測すると約13℃。
週末からパッと晴れないので、外気温・表面温度は低いです。
(塗り板の表面温度が13℃ぐらいなので、いままでの経験上、外気温も同じぐらいだと思います)


14時ごろ、コーキングの硬化速度を確認するために
下の角バックアップ材を撤去。


カッターでコーキングをカット。


外側は硬化していますが、中は全然硬化していません。
今回14種類すべて異なる1液形コーキング材なので、硬化速度に違いがあり
個人的には硬化速度は遅いより、早い方が助かりますが、
作業性を考えると、遅い方が助かります。ってどっちなんだよ!って話ですよね(笑)。

わがままな意見ですが、
シーリングを押さえてから5時間経過しても綺麗にマスキングテープを剥せ
1日で約3㎜以上の硬化速度が理想です。
シーリングメーカーさん。よろしくお願い致します。m(__)m

なんか後ろから蹴り入れられそうなぐらいの無茶ぶりですかね(苦笑)


で、14種類のコーキングをカッターでカットしてみると、
約1日経過しても1㎜も硬化していないんじゃないの?
というシーリング材もありました。


逆に2~3㎜硬化しているシーリング材もありました。
ちなみにこのシーリング材はMonotaRoの変成シリコンNB-LM(下の表のms)です。
 
 
ざっくりですが、14種類こんな感じの硬化速度でした。
sk~ksは高耐候シーリング 5種類
osとspuはウレタン 2種類
他は変成シリコン 7種類


約3日目で硬化したsphとspuは、こんな感じで硬化しました。
それにしても、早いっすね。


逆に高耐候シーリング材のksは、4日経過しても全然硬化しない(^_^;)。
おそらく、このシーリング材を充填し乾燥期間(養生期間)を4~5日置いたとしても
外壁を洗浄したら、シーリングの表面グチャグチャになるでしょうね。
(今日で5日目ですが、やっと2~3㎜硬化してました)

他の高耐候シーリング材は1種類のみ4~5日目で8~9㎜硬化。
あとの3種類は5㎜程度硬化していました。

なので、高耐候シーリングは一般的な変成シリコンより
硬化が遅いように感じました。
 

3日目・4日目で8~9㎜硬化のシーリング材は、ほとんどこんな感じで硬化していて、
5日目でほぼ硬化していました。
 
まぁ~現場で8~9㎜充填できる「窯業系サイディングボードの目地」って、あまりないので
一概には言えませんが、2~3日で4~6㎜ぐらい硬化していれば、
外壁を洗浄してもOKかなと思ってます。


で、実際 去年の4月、シーリング充填後 24時間後に高圧洗浄機で水洗いしても大丈夫だったので、
約2日で4~5㎜以上 硬化するシーリング材なら2日後に外壁洗浄で問題無いと思ってます。
(画像をクリックすると動画をご覧いただけます)

ただ、環境や方角・季節などで硬化速度は異なると思いますので、
試しながら洗浄した方が無難ですかね。

これで屋外暴露実験開始!ではなく、


目地の半分にわざと弱溶剤1液形アクリルシリコン樹脂塗料を塗装し
ノンブリードタイプのシーリング材は本当にブリードしないのか! も確認する予定です。

ただ弱溶剤1液形塗料がブリードする/しやすい。とかじゃなく、
2液形より1液形の方が可塑剤の影響でタックが残った・汚染した。などと聞いた事があるので、
今回実証してみたいと思います。まぁ~シーリング材と塗料の相性もあると思いますけどね。

それと、いまのところ「痩せ」に関しては
そんなに差が現れていないので、今後も確認していく予定です。

[arve url=”https://youtu.be/Ql_qkaNJjMg” /]

約3年間の結果をyoutubeにUPしています。

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