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トタン屋根塗装 エヌグリット#120でケレンした場合、なんミクロン(μ)削れるのか?

この記事の所要時間: 256

「〇〇の上に〇〇を付けると~」シリーズをUpする予定でしたが、
その前にこの記事を書いていたので、ボツ記事にするのは、
勿体ないなと思い更新。(^^)

勿体ないって、記事の質が良いとかじゃなくて、書いた時間ですので~(笑)
(意外とブログの記事って時間かかるんです)

 
で、今年はトタン屋根塗装が多く、現在もトタン屋根の塗装させて頂いています。
IRさん ありがとうございます。m(__)m

この画像は唐草を塗装しているところです。(^^)

 
当たり前ですが、トタン屋根の塗装なので、
ケレン(錆落とし・目荒らしなど)してからの塗装となります。
下地処理の方法は施工店や下地処理・環境などにより異なり、
高圧洗浄後、マジックロンやケンマロンで手ケレン。
高圧洗浄後、ワイヤーブラシなどでケレンなど様々あります。

当店は (株)錦の「エヌグリット#120」で、ケレンすることが多いので
高圧洗浄は不要です。(藻とか苔とか発生していたら洗浄しますけど)

で、エヌグリットでケレンした場合
既存の塗膜は 何ミクロン削れてんだべ?と思い計測してみました。


目安として、ケレン後の部分からガスケットスクレーパーの間を計測します。
膜厚は物凄くバラつきがあるので、10ヶ所計測の平均値となります。
ちなみにこちらのトタン屋根は2回ほど塗り替えされてますが、
ともに上塗り1回塗りのようです。


ケレン前の既存の塗膜の平均は81µ。
内訳は亜鉛めっき鋼板+工場出荷時の劣化塗膜+上塗り2回分(劣化塗膜)。


エヌグリット#120でケレン後です。
回転数はスピードコントローラーで落としてます。
全開でケレンしたら、既存の塗膜はもっと削れます。


77µと計測されたので、4µ前後削れてたようです。
回転数や既存の塗膜の種類・ブラシ・番手などによって、減り方は異なります。


こちらのトタン屋根も前回上塗り1回塗りで、
重なった部分だけ、塗膜がかろうじて残っていました。(濃い色が重なり部分)
この塗膜がかろうじて残っている部分と消滅しかけている部分の膜厚が
どれだけあるか計測しました。


消滅しかけてい塗膜の膜厚は45.6µ(亜鉛めっき込)
これも10回計測の平均値。


塗膜がかろうじて残っている部分は70µ。

前回、おそらく3~4枚づつ横に塗っていったと思うですけど、
重なり部分の差が24.4µもあるので、暑い時期に塗装したんじゃないかなと勝手に推測。
にしても、ハゼ(上下の重なり部分)のシーリング/コーキングが怖い(^_^;)


ここもケレン後、膜厚を計測。
色が濃くなっている部分がケレン後です。


消滅しかけている塗膜の部分は37.6µだったので、8µ前後削れました。


塗膜がかろうじて残っている部分は67µだったので、3µ前後削れていました。
消滅しかけていた部分が8µ前後削れたのは、脆弱な塗膜だったからだと思います。


次はチョーキングの除去前後の塗膜を計測してみました。
指で範囲を決めて、膜厚を10ヶ所測定すると66µ。
高圧洗浄で洗ったとしても、若干チョーキング層は残存してしまうため、


タオルでゴシゴシ拭いて、これでもか!っというぐらいチョーキングを除去。


チョーキング除去後、膜厚を計測すると66µと変わらず。
計測する部分もドンピシャじゃないし、
膜厚なので多少の誤差はあると思いますけど、あまり変わらないもんなのかな?
そもそもチョーキングの層って、粉状になっているので、
塗膜として計測されないのかもしれません。

トタン屋根塗装の下地処理は当店のようにエヌグリットでケレンした場合は、
チョーキングの層も除去でき、無数に細かい傷が付くため、
やっぱり高圧洗浄は不要ってことになりますね。
(無数に傷が付く→アンカー効果で付着性UP=目荒らし)

屋根は外壁より過酷な環境なため、
高価な無機塗料やフッ素樹脂塗料で塗装したとしても、
下地処理(ケレン/目荒らし)が甘いと剥がれやすくなるため、 
少しでも付着性をUpさせることが 重要 となります。

だからといって、外壁は適当でOKってことじゃありませんので~(^^)

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