3インチローラーの膜厚と隠蔽・毛抜けを比較検証。今回はビックローラージャパンの【雛】とハケ市の【レッド】【ミント】の3種類

この記事の所要時間：約 4分31秒

塗装する面積や部位によって異なりますが、
住宅の塗り替えで、
使われているローラーは
6インチや4インチが多いと思いますが、
ここ数年3インチも使われているようです。

すべての3インチローラーを
把握している訳ではありませんが、
毛丈13ミリ前後の
3インチローラーは30～40種類あり、
今回は3種類のローラーで比較/検証してみます。(^^)

DIY向けに少し補足。
4インチと6インチのローラーは
このハンドルに差し込んで塗装しますが、

2インチと3インチを使われる場合は
針金みたいなハンドルになりますので
お間違いないように。(^^)

塗面はアルミ0.3ミリ厚

塗面はアクリル板よりアルミの方が
比較しやすいため、
当店にあった
アルミ板（厚み0.3ミリ）を使います。

アルミ板1枚に
3種類のローラーを
塗装することも考えましたが、
試しに幅7cmに切断してみました。

板金屋さんが使われているハサミでも
厚みが0.3ミリのため、歪みが発生します。

切断した部分に
ローラーの毛が引っかかってしまうと
平等では無くなってしまうので、
次回は切断せず比較する予定です。

ローラー3種類

切断した面は246Sで養生。
使用するローラーは

ビックローラージャパン
雛/毛丈13ミリ
極細繊維マイクロファイバー
（呼び名がわからない「ひな」？）

ハケ市
レッド/毛丈11ミリ
マイクロファイバー混紡

ハケ市
ミント/毛丈15ミリ
マイクロファイバー混紡

ハケ市のレッドと
はけ屋の花子は、
一緒かもしれませんね。

注）ローラーの毛抜け処理はしていません。

アクリル板が一枚残っているので、
3枚に切断しましたが、1枚失敗。(^_^;)
これにも塗装し比較してみます。

塗料はクリーンマイルドシリコン

試し塗りのため、
再利用カートリッジを使用します。
（塗膜のカスは除去済み）

ネタはSK化研の
クリーンマイルドシリコンの白で、
希釈は10％にして、
隠蔽を悪くしましたが、
これが吉と出るか大吉と出るか（笑）

ローラーはしつこいぐらい
ネタを含ませます。

で、この時
失敗したことに気づきました。

同じカートリッジで使ったら
抜け毛が一緒に入り込み
比較できなくなると・・・(^_^;)

今回はとりあえず
同じカートリッジを使います。

ネタは
主剤300g+硬化剤34g+シンナー34gで
合計368g

ローラー3本に
ネタを含ませた状態で計測すると
残り134gとなり、（秤のデジタルは178g）
ローラーに234gの塗料が含まれています。

ざっくり1本＝78～90g
使用することになりそうです。

テストするローラーの種類が40本となると、
40本✕90g＝3.6kg　使いそうです。