塗り板の選定
近々、3インチローラーと
ネタが届くため、
最後の調整を行います。
塗り板は硬質塩化ビニール板や
アクリル板・アルミ板・コピー用紙などに
塗装し比較した結果、
A4のクリアファイルに決めました。
クリアファイルの理由
クリアファイルに決めた理由は
- アクリル板などと比較しても隠蔽がわかる。
- 膜厚を計測できる。
- 他の板より安価。
の3つです。
これから比較していきます。
クリアファイルとアクリル板の比較
隠蔽の差はクリアファイルと
アクリル板を比較しても
変わらないと思います。
見た目は
アクリル板が良いけどね(^^)
膜厚の計測
クリアファイルの厚さは
167~172μのため、
クリアファイル込みの計測でも
OKだと思いますが、
塗膜が綺麗に剥がれるため、
塗膜のみの計測が可能になります。(^^)
なので、アルミ板が不要です。
膜厚は5~7日間 乾燥させてから計測します。
ただこの塗膜は弱溶剤2液形シリコンで
テストで使用する塗料は
弱溶剤1液形ラジカル制御のため、
上手く剥離できるのか
後日確認してみます。
上手く剥離できない場合は
クリアファイル込みの計測になります。
他の板より安価
A4クリアファイル1枚の価格が14円で
塗り板を2枚作成できるため、
塗り板1つにかかる費用は7円。
アクリル板は1枚270円
塩化ビニール板は1枚470円と
クリアファイルの
39~67倍の価格になります。
これが弱溶剤1液が35枚+
水性が35枚=70枚になると
クリアファイルは490円
アクリル板は18,900円と
差額が18,410円と
物凄い差額になってしまいます(笑)
クリアファイルがあれば
膜厚計測のためだけに
アルミ板を購入しなくても
良いので、一石二鳥です。
今後、簡単な塗り板を作成する場合は
クリアファイルでも良さそうですね。
ローラーの抜け毛
ローラーの抜け毛は
肉眼だとすぐわかるんですが、
これを画像や動画で
わかりやすく見せるのが
本当に難しいんです。
試しに濃彩で塗装後、
フローンプラチップや
むすこのプロテインなど
ふりかけ擦ってみましたが
上手くいきませんでした。
白い塗膜なら
カーボンブラックで擦れば
抜け毛が浮き出てくるのでは?
と思いましたが、これも失敗。
次に現場で使用したケンマロンで
目荒しを行うと
抜け毛が浮き出てくるので、
抜け毛の比較は
この方法で行います。
弱溶剤・水性の色は白でテストします。
弱溶剤の使用塗料
テストで使用する塗料は
日本ペイントの
ファインパーフェクトトップで
色は白です。
ファインパーフェクトトップの理由
- 塗料の粘度
- 抜け毛を増やすため
- 検索結果の数
塗料の粘度
テストでは
弱溶剤2液形アクリルシリコンを
使用していましたが、
上塗り2回目までの待機時間で
塗料の硬化が促進してしまうと
塗料の粘度が高くなり、
平等にテストできなくなる可能性が高いため、
ターペン可溶1液ラジカル制御形
ハイブリッド高耐候性塗料
でテストを行います。
抜け毛を増やすため
上塗り2回目を塗装する時、
既存の塗膜に引っ張られるのは
弱2<弱1だと感じるため、
より抜け毛が出やすいのでは?という理由です。
検索結果の数
弱溶剤1液形のアクリルシリコンなら
どの塗料でも良かったんですが、
検索してみると、
ファインパーフェクトトップ
約 2,110,000 件
ダイナミックトップマイルド
約 227,000 件
プレミアムNADシリコン
約 146,000 件
圧倒的にファインパーフェクトトップの
検索数が多かったからです。
水性の使用塗料
関西ペイントの
アレスダイナミックTOPで
こちらも白で塗装します。
ダイナミックTOPの理由は
パーフェクトトップや
プレミアムシリコンと
比較すると透けやすく、
膜厚が付きにくく感じるからです。
弱1最後の調整
午後から打ち合わせがありますが、
それまで時間があるので、
10時から最後の調整を行いました。
塗料はファインパーフェクトトップで
ローラーはハケ市の
ホワイト(マイクロファインバー:毛丈13ミリ)と
はけ屋の花子・レッド
(マイクロファイバー+混紡:毛丈11ミリ)で
行います。
塗り板はA4クリアファイル。
希釈は3%以上と記載されてますが、
無希釈で塗装してみます。
塗料が少ないと、
抜け毛の原因にもなりそうなので、
花子・レッドは204g
ホワイトは毛丈13ミリのため250g入れました。
しつこいぐらい塗料を含ませます。
塗り板の真ん中から転がし
塗料を広げる感じで縦に塗装し
ローラーを横に転がして、
最後下から上に転がし完了。
上塗り2回目も同じように
縦→横→縦で仕上げます。
毛丈11ミリは
A4クリアファイル半分でも良いんですが、
13ミリだと、ネタが付きすぎる感じがするため、
塗り板はA4クリアファイル1枚(半分)
にします。
インターバルは2時間の予定にしていましたが、
クリアファイルの上は吸い込みなど一切ないため
2時間でも指触乾燥していませんでした。
塗り板は塗装後、物置に保管に移動し
塗面の表面温度を計測してみると
5~7℃と低温です。
外部で乾燥させると
条件的に平等にならない可能性が高いため、
インターバルは半日~一晩乾燥させる予定です。
3時間乾燥させると指触乾燥OKです。
試し塗りなので、上塗り2回目を塗装します。
上塗り1回目の部分を残し、
←上塗り2回目完了。 上塗り1回目→
この塗り板は上塗り2回塗り。
付着が悪く剥がれてしまうため、
マスキングテープを貼る部分だけ目荒し
を行ってみます。
上塗り2回目塗装後の
カートリッジを測ると
花子(11ミリ)の場合
130g前後しか使いませんが、
塗料を含ませる時は
200g以上あった方が、
やりやすいので、
本番では230~250gで行います。
←ホワイト 花子→
ホワイト 上塗り2回目 上塗り1回目(失敗)→
ケンマロンで目荒し
はけ屋/花化:毛丈11ミリ
ハケ市/ホワイト:毛丈13ミリ
照明では抜け毛を証明しにくいため、
太陽光での撮影が必要になりそうです。
もう少し抜け毛が
わかるよう工夫してみます。
いまのところ
花子・雛・ホワイトなどを
使ってみましたが、
極端なローラーマークの差は
無いように感じます。
水1最後の調整
大塚刷毛のワンダー(毛丈13ミリ)と
はけ屋の花子(毛丈11ミリ)を使います。
塗料はパーフェクトトップが余っていたので、
無希釈で使用します。
クリヤファイル1枚使います。
弱溶剤と同じように塗装します。
2時間乾燥させ上塗り2回目塗装。
花子。
大塚刷毛 ワンダー(13ミリ)
ワンダーはローラーマーク大きいですね。
こんな感じで本番も塗装し計測します。
水性に関しては
抜け毛は、かなり少ないと思いますので、
比較しない予定です。
一日で弱溶剤35枚作成するのは
塗り板の置き場所や段取りが
大変そうなので、
1日4~5枚づつ作成していきます。m(_ _)m
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