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シリコーンシーラントとシリコンカバーNBの付着性テスト

この記事の所要時間: 220


前回の記事の続きです。
前回の記事→ シリコーンシーラントには困ったもんだ&ランニング始めました

外壁と幕板の入隅と目地に塗料を弾いてしまう、シリコーンシーラントが充填されていました。
塗料を無理やりシリコーンシーラントに「のせる」ことも可能ですが、
付着性は物凄く悪く早期に剥がれる可能性が高いので、
少しでも付着性を向上させるためには、何かしらの処理が必要になります。

で、外壁塗装の場合、シリコーンシーラントは


エアコンのカバーや換気口周辺に充填されていたり、


ボックスなどに充填されていることが多いです。


たまにDIYで外壁のひび割れ部分にシリコン―シーラントが充填されている場合もありますが、
一般的には外壁と幕板の入隅や幕板の目地や外壁の目地などにシリコーンシーラントを
充填することは無いので、今回の現場も普通に変成シリコンだと思っていました。
(画像のシリコーンシーラントの上には塗膜が付着していますが、付着が悪く自然に剥がれています)


なにも処理せずただ塗装する訳にはいきませんので、
旦那さまに「基本的にはシリコーンシーラントは塗料を弾き付着が悪く~」&
「幕板の表面までシリコンオイルが流れ残存している場合は、
幕板の表面を塗装しても塗膜が剥がれやすい可能性があります」とご説明させて頂きました。m(__)m

幕板を水洗いした時、弾いた部分が一ヶ所だけだったので
ここを処理すれば大丈夫だと思うんですけど、
外壁と幕板の入隅にシリコーンシーラントはイレギュラーな施工なので、
ちょっと怖いんですよね。

相談させて頂いた結果「阿部さんに任せるから上手くやってよ~(^^)」と
任せて頂いた以上、剥がれにくく施工させて頂きます!


前回の記事にも書いたので省略しますが、シリコーンシーラントの汚れは弱いシンナーで清掃。
汚れを除去しないまま処理した場合、付着性は悪いです。


目地撤去中。
目地はほぼ完全撤去したので、目地には普通に変成シリコンNB-LMを充填します。
そういえば相談中、
旦那さまが「後のこと考えたら普通使わないよね?なぜ使ったんだろう?」と俺も本当にそう思います。
(新築時、現場で幕板を塗装していますが、塗装後にシリコーンシーラントを充填したようです)


幸いにも入隅のシリコーンシーラントは裂けていなかったので、この状態のままにして、
外壁と幕板にマスキングテープを養生し、
上端は全部シャープ化学工業のシリコンカバーNBで充填しました。


ヘラや腰が強い刷毛でも充填/塗布できますが、今回は美観を考慮しヘラで充填。
(シリコーンシーラントがグチャグチャに充填されている場合は刷毛で塗布してます)


充填後、マスキングテープを撤去。


拡大
う~~~ん ボケてる(笑)


シリコンカバーNBは1本15g入りで、現場で14本ぐらい充填したので210g程度使用。
これでシリコーンシーラントの下地処理は完了しました。(^^) 

でも、本当にシリコーンシーラントと付着しているのか分からないので
(開発・製造・販売している方々を疑っている訳じゃありませんよ(笑))


簡易的な付着性テストを行いました。
画像をクリックして頂くと、動画をご覧いただけます。

塗装完了後、時間があればまた付着性テストを行ってみたいと思います。

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