軒天塗装
軒天はケイカル板(ケイ酸カルシウム板)で、約8年前に塗り替えされていました。
新築時も前回もおそらく使用された塗料は、
AEP(アクリル樹脂エマルションペイント)かと思います。
釘頭は錆びが発生し赤茶色に変色していました。
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まずは塗装する前に軒天をケンマロンで目荒らしし、塗膜の付着性を高めます。
釘頭はほとんどこのように錆びていたため、錆止めを塗装しますが、
既存の塗膜の上に錆止めを塗装するのではなく、
錆びている釘頭に直接錆止めを塗装するため、既存の塗膜を除去。
マイナスドライバーで既存の塗膜を剥すと
錆びた釘が出てきたので
インパクトドライバーに小さいブラシを装着しケレンを行いました。
ケレン後。錆びている釘に直接錆び止めを塗装した方が錆びにくくなります。
錆止めは弱溶剤1液形エポキシ樹脂塗料ではなく、
少しでも錆びにくくするために弱溶剤2液形エポキシ樹脂塗料で塗装させて頂きました。
使用した錆止め塗料は関西ペイントのエスコNBセーフティ/白色です。
それと、1か所だけなぜか凹み傷がありましたので、パテで埋めてさせて頂きました。
パテ処理後。
当初の外壁は塗装しない予定でしたので、マスカーで外壁を養生してから
上塗り1回目を塗装させて頂きました。
養生後、上塗り1回目開始。光沢がある箇所が上塗り1回目を塗装した所で、
この塗料は乾燥すると艶消しになります。
上塗り2回目を塗装しマスカー(養生)を剥がし完了しました。
軒天で使用した塗料はアレスセラマイルド(アクリル樹脂系非水分散型塗料)です。
この塗料は防カビ・防藻性があり、シーラーレス(下塗り不要)で塗装ができるため、
上塗り2回塗りで仕上がります。