2024年3月10日
軒天の釘頭に錆止め2回目を塗装します。
同じ色なので
分かりづらいですが、2回目塗装。
既存の塗膜と
今回使用するセラマイルドの
付着性を確認するため、
4ヵ所試し塗りを行います。
セラマイルドはカチオン+のため、
下塗りを省略できる塗料です。
一般的には上塗り1~2回塗りが多く
付着性は大丈夫だと思いますが、
念のため、付着性を確認します。
トタン屋根
トタン屋根と雪止めの接触部分は
このように錆びています。
雪止めを撤去しないと
下地処理・塗装ができない部分になります。
トタン屋根の素材は
亜鉛めっき鋼板かガルバリウム鋼板ですが、
築年数を考えると
ガルバリウム鋼板だと思います。
塗膜/塗料の種類はポリエステルです。
錆びている部分の
下地処理(ケレン)の種類は1~4種あり、
戸建ての場合は3種か4種になります。
1種と2種は橋や鉄骨などで行う
下地処理になります。
施工店によっても
4種ケレンの線引は異なりますが、
簡単な4種ケレンは
マジックロンなので
ササッと軽く擦る目荒し・清掃になります。
雪止めとの接触部分周辺にかかる時間は
7~10秒程度で完了する下地処理になり、
錆は残存しています。
3種ケレンは錆や死膜を除去します。
今回はインパクトにエヌグリットという
ブラシを装着しケレンを行いました。
極力、錆と死膜を除去。
錆の進行によっても変動しますが、
1ヵ所70~80秒程度かかるため、
簡単な4種ケレンの9倍ぐらい時間を使います。
3種ケレン/1ヵ所80秒✕75=6000秒(100分)
4種ケレン/1ヵ所10秒✕75=750秒(12分)
無論3種ケレンの方が錆びにくくなります(^^)
2階北面 雪止め接触部分
下地処理(ケレン)完了。
1階北面 雪止め接触部分
下地処理(ケレン)完了。
2階南面 雪止め接触部分
錆止め(増し塗り)完了。
2階北面 雪止め接触部分
錆止め(増し塗り)完了。
棟包みの釘が抜けている部分は
ビスに交換します。
数カ所ありましたので、
同じようにビス留めしました。
12本程度ビスに交換しました。
セラマイルドを試し塗りした部分に
マスキングテープを貼り
剥がしてみると、剥がれてきます。(^_^;)
4ヵ所すべて付着が悪いです。
いままで、洗浄・目荒し・水拭きして
付着が悪かったことが無かったので
剥離した時は マジすか!
と驚きました。( ゚д゚)ハッ!
付着が悪い原因は
チョーキング層が厚いか
ドライアウト?ぐらいしか
思いつきません。
このままでは塗装できませんので、
下塗り塗料を2~3種類準備し、
再付着テストを行います。m(_ _)m
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