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48種類のローラーの膜厚・肌・隠蔽・光沢・含み・ローラーマークの比較の内容。3インチローラー32種類と4インチ6種類・6インチ10種類(水性塗料)

この記事の所要時間: 450

大塚刷毛のマイクロエイトやツイスト
好川のマイクロキューブなど
48種類のローラーをクリアファイルに塗装し
膜厚と光沢・隠蔽・含み・ローラーマークを
比較していきます。

今回は 比較の内容 をご紹介します。

使用塗料


使用した塗料は
関西ペイントの
アレスダイナミックTOPの白です。

ダイナミックTOPは無希釈でも粘度が低く
ローラーマークが綺麗で隠蔽が悪いため、
無希釈で塗装します。

これがパーフェクトトップや

プレミアムシリコンに変わると、
ダイナミックTOPより粘度が高いため、
ローラーマークが出やすくなり、
光沢は落ちますが、
膜厚は若干付き、
隠蔽も良くなる傾向にあります。

隠蔽の比較動画です。

塗り板

クリアファイル

塗り板はクリアファイルを
半分に切り使用します。
クリアファイルにした理由は3つ

  • アクリル板などと比較しても隠蔽がわかる。
  • 膜厚を計測できる。
  • 他の板より安価。

こちらの記事に詳しく ご説明しています。


隠蔽の比較をするために、
左側に黒(N20)を塗装しておきます。
上段は上塗り2回塗り
下段は上塗り1回塗りにします。

上塗1回目完了。

上塗り2回目完了になります。
このローラーの癖が凄い(笑)

ローラーの毛丈と繊維

ローラーの繊維は
ざっくりポリエステル・アクリル・
ナイロン・マイクロファイバーがありますが、
今回テストした繊維は
ポリエステル・マイクロファイバー・
マイクロファイバー混紡
ポリエステル混紡です。

サイズは
3インチ32種類
4インチ6種類
6インチ10種類

毛丈は
10ミリ/1種類  11ミリ/2種類 
12ミリ/3種類  13ミリ/36種類 
15ミリ/1種類  16ミリ/1種類
20ミリ/3種類  23ミリ/1種類

合計48種類の比較になります。

どれだけ差があるのか楽しみです。

ただこのテストには
不安点が2つあります。

1.現場塗装と比較テストでは
塗る平米数や
外気温・塗面(柄)・塗料などによって
ローラーマークや膜厚が変わってしまう。

2.職人
職人によっても
ローラーマークや膜厚・含みなどが
変わってしまうことです。

でも、購入する前に
ローラーマークや
膜厚・隠蔽などが
ある程度わかるため、
無いよりは良いでしょ。(^^)

この ローラー比較
少しでも現場の役に立つ資料なるように
ブログか動画にしてみます。
m(_ _)m

ローラー名

使用したローラーです。
(リンクしている
ローラー名をクリックしていただくと
カタログをご覧いただけます)

大塚刷毛

ツイスト マイクロエイト マイクロエース
マイクログランデ Sky Wonder
オールワン WAKABA ライム かもめ

タイホウ

赤虎 銀虎 赤鬼 ガンガンローラー
キラキラ ドラゴン ミラクル

PIA

ソレーユ 弁財天 ミニ丸
ボンパラゴン ステラ

好川

マイクロキューブ ウルフ さくら こぐま

ビックローラージャパン

山喜
舞子ちゃん ミルキィー

松栄
ファイバーZ グロリア

ペイントツール
KEN-Gポリエステル KEN-Gマイクロ
やまだ君ポリエステル やまだ君マイクロ

はけ屋
MF 海人 東京 ミニスモールローラー


ハケ市
ホワイトポリエステル レッド
ホワイトマイクロファイバー ミント

むさし
ウェーブ

大関
スムース マイクロ

高翔産業
SORA マイクロン

含み

ローラーの含みは
内容器に塗料を入れてから
ローラーを入れて
塗料をしつこく吸わせてから
計測し計算しました。
(塗装前にもう一度計測し確認しています。)

計測結果
毛丈13ミリの最小含みは44gで
最大含みは92gとかなり差がありました。

差がある原因の一つですが、
同じ3インチで
マイクロファイバー混紡(赤)の
毛丈は13ミリですが、
マイクロファイバー
毛丈12ミリの方が長く
これだけ差があると、
含みは変わってきますよね。(^_^;)

メーカーは違いますが、
繊維はどちらもマイクロファイバーで
毛丈13ミリですが、
ハンドルの差し込み口の
周辺のカットの有無でも
含みが変わってきます。

カットされてないと
ハンドルに当たり
塗料を切ってしまうため、
現場でカットするしかないですね。

膜厚

膜厚の計測はクリアファイルをカットして、

マスキングテープで塗膜を剥がし、

上塗り1回目の塗膜と
上塗り2回目の塗膜を
膜厚計で5回計測し平均を出します。

ただローラーマークの場合 凹凸があり、
数値の変動が大きい場合があるため、
結果ではなく、傾向になります。

計測中、どうしてもグッと
数値が上がる部分があるため、
気になった塗膜に関しては2~3回計測します。

水性の膜厚計測は完了していて
毛丈13ミリの場合
上塗り2回塗りの最小膜厚は23μで
最大膜厚は49μと、
なんと も違うことに驚きました。(^^)

隠蔽

隠蔽はカラーミューズで計測します。

計測部分は
黒+上塗り1回目の塗膜で計測します。

指標は
白錆+ダイナミックTOP(白)2回塗りです。

塗膜の隠蔽にバラツキがあり、
数値が変動するため、
数回計測し、無難な数値で記載します。

パッと見た目でも
隠蔽の良し悪しはわかるんですけど、
数値にしたいんです(笑)

このローラーは
大塚刷毛のマイクロファイバーで毛丈13ミリで
カラーミューズの数値は5.05と最低数値です。

このローラーは
好川のポリエステルで毛丈13ミリ。
数値は2.12と優秀な数値です。

画像だけでも隠蔽の差は
わかると思います。

光沢

光沢もバラツキがありますので、
5~7回計測し、数値を出します。

光沢に関しては
極端な差はないように感じます。

ローラーマーク

ローラーマークは
上塗り1回目の塗膜で比較します。

このローラーマークを動画や画像で
わかりやすく撮るのが難しく
なに良い方法がないか
模索した結果、

フォトショップで補正してみました。
補正しないよりは
わかりやすいと思います。

マイクロファイバーでも
虎系のローラーは
鱗っぽいマークが多く、

大塚刷毛のマイクロ系は
虎系よりローラーマークが小さく
矢印↑というか△っぽいマークになる
傾向が強いです。

毛丈13ミリのポリエステルで
ローラーマークが綺麗なローラーは
このような緻密なマークになります。

このように比較してみると
色々なことがわかり、
きっかけくれた方々には
大変感謝しております。m(_ _)m

こんな感じで48種類のローラーを
動画かブログで紹介していきます。


ツイスト 大塚刷毛

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