あけまして おめでとうございます
今年もよろしくおねがいいたします
ローラーの毛の処理の有無で
どれだけ差があるのか
誰も比較していないので、
試し塗りしてみました。
使用するローラーは
ビックローラージャパンの「響」と
ハケ市のミニスモールローラー
「ホワイト」です。
ハケ市のホワイトは2種類あります。
今回のホワイトは
マイクロファイバーではありません。
パイオランテープを使って
抜けやすい毛を除去します。
抜け毛。
ビックローラージャパン
響 抜け毛処理の有無。
ハケ市のホワイト。
抜け毛の処理の有無。
抜け毛。
ネタは
弱2液アクリルシリコンで無希釈。
しつこいぐらい
ネタを含ませます。
塗り板は
ブリキのサンプル板の裏を使います。
わかりづらいですが、
抜け毛処理していないネタには
もう毛が抜けています。(^_^;)
上塗り1回目塗装中。
(14時30分)
ローラーマークの凹凸が凄い(笑)
上塗り1回目完了。
夏場なら泡噛みそう(^^)
上塗り2回目塗装中。
上塗り1回目の塗膜が半硬化だと
引っ張られて毛が抜けやすいので
インターバルは、わざと1時間です。
(15時30分)
上塗り2回目完了。
ローラーの毛抜け処理の有無の結果
ビックローラージャパン
響 11ミリ 毛抜け処理無し。
上塗り1回目の
5回計測平均膜厚は51μ
上塗り2回目の
5回計測平均膜厚は102μ
結果
束で抜けた毛や細かい毛が
多く抜けました。
ビックローラージャパン
響 11ミリ 毛抜け処理有り
上塗り1回目の
5回計測平均膜厚は46μ
上塗り2回目の
5回計測平均膜厚は97μ
結果
束では抜けにくく
毛抜け処理無しと比較すると
こちらの方が断然綺麗です。
ハケ市/ホワイト13ミリ
毛抜け処理無し。
上塗り1回目の
5回計測平均膜厚は59μ
上塗り2回目の
5回計測平均膜厚は130μ
結果
毛が束で抜けやすく
数も多いです。
ハケ市/ホワイト13ミリ
毛抜け処理有り。
上塗り1回目の
5回計測平均膜厚は55μ
上塗り2回目の
5回計測平均膜厚は141μ
結果
束で抜けることは少なく
響よりこちらの方が
毛抜けが少ないように感じます。
毛抜け処理の必要性
美 観
弱溶剤を使用する場合は
毛抜け処理をした方が
綺麗に仕上がる傾向にありますが、
塗装間隔(インターンバル)や
塗料の硬化速度や1液・2液の
違いなどもあるため、
必須ではありませんが、
この結果を見ると
毛抜けしていた方が安心かもしれません。(^^)
ただ毛抜けしても
響のように
若干小さい毛が抜ける
ローラーもありますので、
これは現場で工夫するしかないですね。
膜 厚
響は毛丈11ミリで
ホワイトが毛丈13ミリと
2ミリの差があり、
比較しにくいですが
膜厚の差は
上塗り2回塗りで約30μ。
上塗り1回塗りの場合は
8μ前後ありました。
前回も計測していますが、
響・レッド・花子系は
毛丈が11ミリのため、
13ミリと比較すると
若干、膜厚が付きにくい
傾向にありそうです。
近々、3インチローラーの
試し塗りを行いますので、
完成後、また更新します。
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