いや~ この長雨の影響で
現場も現場調査もまったく進まない。
もうお手上げです。
にしても記事のタイトル長いな(苦笑)
雨の日はグタグタしててもしょうがないので、
塗料を探したり、塗料の付着性テストや
屋外暴露試験を観察したり、
ホームページの「フッター(HPの一番下の幅木みたいなやつ)」と
「施工事例2件」を作成しました。
フッターの中にギャラリー2020を作成してみましたが、
インスタと変わんね~よな~と。(笑)
で、先週 塗料を検索していたら、
久しぶりに なんだこのホームページは!? というのを発見。
数時間かけて拝見させて頂きました。m(__)m
拝見させて頂き自分の現場や屋外暴露試験の結果・
いままで塗料/塗装談義させて頂いた方の結果などを
頭の中で照らし合わせてみると
パズルのピースが数枚はまった !!
感覚になりました。
ただこのページの画像の撮り方が事務的過ぎて、
いかにも「ほれ 更新しねげね~がら、誰か撮ってきて!」
みたいな感じが画像から伝わり
ちょっと笑っちゃいましたけど、ホント良い勉強になりました。(^^)
雨の日にこういう収穫があると嬉しくなりますね。
【2011年 F様邸外壁塗装工事/8年8ヶ月経過】
先週、2011年10~11月に施工させて頂いた
F様邸の外壁の塗膜調査などをさせて頂きました。m(__)m
最近、曇ってばっかりなので光沢は分かりづらいですが、
間違いなく5年後と比較すると低下していると感じました。
まだ光沢はありますが、チョーキング現象が発生しています。
色相や塗料の種類(1液形・2液形)もあるため、
一概には言えませんが、アクリルシリコンは6年前後から
チョーキング現象が発生する傾向にあります。
(一般的に10~12年前後が塗り替え時期だと言われてます)
F様邸の外壁の色は日塗工の05-60Lです。
当時、塗り板を現場で塗装し 倉庫に保管していたので、
紫外線劣化はせず褪色していないはずです。
念のため、測色機のカラーミューズで
日塗工の05-60Lと塗り板を計測してみると
ΔE0.4色差の感覚が感じられない。と出たのでOKですね。
外壁がどれだけ色褪せしたのか
塗り板を照らし合わせ測色させて頂きました。
カラーミューズは平滑じゃないと厳しいので、
ヘッドカットされている部分で測色します。
【南面】
塗り板と外壁を比較。
1階南面で色褪せしている部分を測色。
測色結果=ΔE6.7
【北面】
塗り板と比較。
北面はチョーキングしていません。
測色結果=ΔE1.5
さすが北面(^^)
【東面】
塗り板と比較。
測色結果=ΔE5.2
【西面】
塗り板と比較。
測色結果=ΔE6.1
F様邸/外壁測色結果
退色しやすい方角は
南(ΔE6.7)→西(ΔE6.1)→東(ΔE5.2)→北(ΔE1.5)
の順で、南面と北面では約4倍ぐらい数値が違いました。
数年前まで色褪せ/退色を数値化するって
考えられなかったですよね。
俺だけかな・・・(^_^;)
で、
2年半後に伺った時、
電気のメーターボックスが移動されていて、
塗装されていない部分が露出していたので、
弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料で塗装しました。
記憶は定かではないんですが、
シーラー後、上塗り1回だったような?2回だったような?
覚えていないし約2年のタイムラグがあるので、
比較しづらいんですが、
水性1液形アクリルシリコン樹脂塗料の光沢と(黄色い矢印)
弱溶剤2液形アクリルシリコン樹脂塗料の光沢を比較すると(白い矢印)
結構、差がありますよね。
測色も弱溶剤2液シリコンはΔE3.7で水性1液シリコンはΔE6.1です。
あと2年で水性1液形アクリルシリコン樹脂塗料みたく
光沢が低下し退色するのか、
気になるところです。
施主様から「来年、外壁塗装考えているから
見積もりお願いすっから~(^^)」と言って頂き、
本当にありがとうございます。
後日、現場調査させて頂きます。m(__)m
以上、水性1液形アクリルシリコン樹脂塗料 8年9ヶ月後でした。
【屋外暴露試験 2016年Ver. ◇ 3年9ヶ月後 ◇ ラジカル制御形アクリルシリコン】
2016年10月から開始した2016年Ver.は
半年~1年ごとに色褪せチョーキングなど確認しています。
連日この雨なので、測色しようかなと
塗り板を一旦降ろし
昨日、ラジカル制御形の
水性1液形アクリルシリコン樹脂塗料を測色してみました。
塗り板はアルミなので熱伝導は鉄の3倍あり、
南面45度に傾けているので、
紫外線・水分(雨・夜露・濃霧)・塩害などを
もろに受けるので
外壁90度と比較すると、ざっくり2倍ぐらいは
劣化早いんじゃないかなと思っているので、
3年9ヶ月×2=7年6ヶ月だと信じてます(笑)
この塗り板は水性1液形ラジカル制御形アクリル樹脂塗料で
試しに普通に塗った場合と薄く塗装した場合とでは
退色・光沢保持率が変わるのか作成し暴露していました。
【ラジカル制御】
いままでのアクリルシリコン樹脂塗料より
ハイクラスのアクリルシリコン樹脂塗料で、
耐候性に優れていると言われてます。
室内保管の塗り板で光沢に低下・退色は無いと思います。
普通に上塗り2回塗装した塗り板です。
室内保管の塗り板と比較すると白っぽくなりました。
アルミの素地→目荒らし→上塗り2回塗りの部分で
膜厚を計測すると 54~58µ。
(計測間違ってたため、訂正しました。m(__)m)
アルミ板はフラットで水性塗料のため膜厚は付きにくいですが、
現場だともう少し付いていると思います。
薄く2回塗装した塗り板です。
光沢保持率は普通の塗装した塗り板より低下しているように感じます。
同じように計測して 38~42µ。
(計測間違ってたため、訂正しました。m(__)m)
退色を比較。
色によっても異なると思いますが、
今回の塗り板の色に関しては
膜厚の差はあまり関係無いように感じます。
カラーミューズで測色した結果
普通に塗装した塗り板はΔE3.5
薄く塗装した塗り板はΔE3.8 で差はΔE0.3でした。
ラジカル制御のアクリルシリコン樹脂塗料の耐候性は
カタログではフッ素樹脂塗料に近いと記載されてます。
色によっても異なりますが、今回のラジカル制御シリコンは
約3年ぐらいでチョーキング現象が発生していたので、
外壁だと約6年程度でチョーキングするだろうと思います。
なので、
普通のシリコンと変わらないような気がします。
ただ当店の屋外暴露試験の結果だけを見ると
白 ならラジカル制御のアクリルシリコンの方が
光沢保持率は高いと思ってます。白なら。。。
いきなり話は変わりますが、
数日前、むすこが学校からメダカの卵をもらってきて、
水槽を購入し飼い始めました。
最初2匹でしたが、いまは5匹になり、
むすこより俺が癒されている感じです。(笑)
なんだろう?
ポンプの ブゥーーーーーという音が
癒されるのかな(^^)
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