付着が悪そうな塗膜は電動工具や手ケレンを行いケレン作業/下地処理が完了しました。
グレー/シルバー色のところが素地(亜鉛メッキ)です。
ケレンで素地が露出してしまった部分と錆びが発生していた部分は、
少しでも錆びにくくするために、刷毛で増し塗りします。(増し塗り=1回多く塗装すること)
増し塗り後、広い面積はローラーで塗装し錆止め完了です。
他の部分も同じように、増し塗り後に
錆び止め塗装させて頂きました。
錆び止め塗料も1液形と2液形とあり、やはり2液形の方が塗膜性能に優れているため、
当店では2液形の錆止め塗料を標準に使用しております。
(2液形の錆止め塗料は1液形の錆止め塗料より高価です)
2液形の塗料は主剤と硬化剤があり、調合すると「何時間以内に使用してください」という
制限時間(可使時間)があるため、1液形より手間がかかります。
また、調合後、すぐに雨が降り作業が中止となった場合、
翌日使用することができませんので、残ってしまった塗料は廃棄となってしまいます。
1液形より塗料のロスが多く作業性は悪いですが、「少しでも持つように」と考えると、
錆止め塗料も2液形の方が良いだろうと考え使用しております。
塗料の調合・希釈は、調合表を確認しながら、撹拌しております。
今回使用した錆び止め塗料は水谷ペイントのエポックマイルド#2000です。