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低汚染型塗料(アクリルシリコンVSフッ素/無機塗料)雨筋実験2016年Ver 1年後の結果 

この記事の所要時間: 324

2016年2月から雨筋実験を行い約1年経過しました。

この2016年Verが最後の雨筋実験の予定なので、
あと3年ぐらいは このまま続けていきたいと思います。

今後、雨筋が付着しにくい塗料を発見&販売されれば、また実験を行う予定ですが
2~3年前後で「低汚染型塗料」は、大きく変わらないでしょう。

と言って、来月あたり めちゃくちゃ汚れにくい塗料が販売されたりして(笑)

低汚染型塗料 2016年Ver 暴露実験前
2016年Verは2015年Verの塩ビパイプを再利用しました。
 
2015年Verをたった1年で止めた理由は、
フッ素樹脂塗料と低汚染性に優れているアクリルシリコン樹脂塗料とでは
どれだけ差があるのか気になったのと、2015年Verのメインとなる塗料/塗膜と
経過が良かった塗料/塗膜が販売停止(一時販売停止)になってしまったのが理由です。

で、2016年Verは全部で10種類の塗料を塗装しました。
内訳は当店の実験で低汚染性に優れているであろうアクリルシリコン樹脂塗料/2種類
弱溶剤2液形無機塗料/1種類・弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料/6種類
水性1液形フッ素樹脂塗料/1種類です。
 
2016年の雨筋実験前の記事は、前のブログで更新しています。
カテゴリ:低汚染性 ←クリックするとご覧いただけます。

低汚染形塗料 実験 1年後 フッ素・無機・シリコン
塩ビパイプはちょこちょこ見ていて、大体2~3ヶ月ぐらいで差が現れてきました。
5~6回ぐらいこの雨筋実験をしていますが、初期に雨筋が付いてしまうと
蓄積されるだけで、セルフクリーニングで雨筋が薄くなることは無い。
と断言はできませんが少ないと思ってます。

なので、初期に雨筋が付いてしまった塗膜は
低汚染性に優れてはいないような気がしています。
(低汚染性に優れている塗料=耐候性にも優れていると言うことではありません)

低汚染性型塗料/曽根塗装店式パイプ雨筋試験法 1年後

ここから1年後の画像をUpします。

 2016年Verの雨筋実験の目的は
アクリルシリコン樹脂塗料 VS フッ素樹脂塗料・無機塗料 です。

当店で結果が良いアクリルシリコン樹脂塗料が
高価なフッ素・無機塗料より優れているのか?
結果は画像をご覧いただき判断して頂ければなと思いますが、
画像の下のコメントは俺が感じたことなので、気にしないでください(笑)

2016年Ver 雨筋実験
無機塗料は1~2年経過すると
セルフクリーニングで雨筋が徐々に薄くなる傾向があるようなので、今後も観察していきます。
水性1液フッ素樹脂塗料は隣の無機塗料と比較しても、少し雨筋が濃いような気がします。

アクリルシリコン樹脂塗料 1年後 雨筋実験
1つは以前から低汚染性に優れている塗料だったんですが(向かって右側→)
←左側も優れていました。もしかすると左側の方が優れているようなので、
今後も観察していく価値がありそうです。

弱溶剤2液形フッ素 雨筋実験 1年後
→右側のフッ素樹脂塗料には期待していたんですが、少し裏切られた感じです。
ただ、弱溶剤2液形フッ素の中では良いほうだと思います。
←左側は少し雨筋が濃いかな。

弱溶剤2液形フッ素 雨筋実験 1年後
こっちの弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料も意外と良いんじゃない?と
期待していましたが、微妙な結果で残念でした。

フッ素樹脂塗料=雨筋が付きやすい(汚れやすい)と言うのは宿命なんでしょうね。

弱溶剤2液形フッ素 雨筋実験 1年後
→右側の弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料は 水性塗料も良かったので、
期待していましたが、残念な結果になりました。
←左側のフッ素樹脂塗料は何回か実験していますが、やはり同じような結果でした。

弱溶剤2液形フッ素 雨筋実験 1年後
近くで見るより遠くから見た方が比較しやすいんですが、
上手く撮れませんでした。(^_^;)
(これ全部フッ素樹脂塗料です)

以上、アクリルシリコン樹脂塗料と
フッ素樹脂塗料/無機塗料の雨筋実験の差でした。m(__)m

塗膜に付着した雨筋をウエスで簡単に除去できるのか?

フッ素樹脂塗料や無機塗料に付着した雨筋は
濡れたウエスで簡単に除去できるか拭いてみました。

 
  ウエスで拭く前です。塗膜は弱溶剤2液形無機塗料。

雨筋 ウエス除去 無機塗料
光で見えずらいですが、雨筋(汚れ)を除去できました。

水性フッ素 雨筋 ウエス除去
水性1液形フッ素樹脂塗料は若干薄くはなりましたが、雨筋の跡が残存しています。

弱溶剤2液フッ素 雨筋 ウエス除去
この弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料の塗膜は、ほぼ雨筋を除去できましたが、
 
弱溶剤2液形フッ素樹脂塗料 雨筋実験 1年後 ウエスで除去
薄っすら雨筋の跡が残存している塗膜もありました。

水性フッ素 無機塗料 雨筋 除去後
 無機塗料と水性1液フッ素樹脂塗料の比較です。
めちゃくちゃ分かりづらいですが、上の塗膜が無機塗料で雨筋が取れていますが、
下の水性1液形フッ素樹脂塗料は雨筋の跡が残ったままです。

塗装後、雨筋が付いたから「ウエスで拭く」ということは少ないと思いますが、
同じフッ素樹脂塗料でも雨筋が除去しやすい塗料/塗膜もあれば、
拭いても残存する塗膜もあるようです。

また、雨筋の差が出たらご報告したいと思います。m(__)m

低汚染形塗料 実験 1年後 フッ素・無機・シリコン

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